INTERVIEW.04

#01 ラフトと出逢ったきっかけ

ー まずは、2社の出逢いのきっかけからお話しください。

樫本様松永くんとは10年以上の付き合いです。私が東大阪青年経営研究会の会長を務めていて（現在は常任アドバイザー・OB会員）、そのつながりでいろいろと話すようになりました。

松永会長にはとてもお世話になっていて、経営理念や仕事の取組み姿勢など、ほんとうにたくさんのことを教わりました。そのすべてをラフトの仕事に活かさせていただいています。

樫本様そういう付き合いを通じて、松永くんの仕事ぶりや人となりも見させていただいていたので、お仕事を依頼するのは当然の流れといえました。

松永ありがとうございます。じつは会長からいただいたお仕事が、ラフトの記念すべき第1号案件なんです。それだけに、ぼくもとても思い入れの深い仕事です。

樫本様新工場の設計と、オフィス棟のリフォームをお願いしました。何かと無理なオーダーもあったと思うけど、しっかり応えてくれて、希望通りの建物に仕上がったと満足しています。

#02 ラフトの仕事に対する評価

ー ラフトの仕事ぶりに対する評価をお聞かせください。

樫本様東大阪青年経営研究会の場などで何度も会って話す中で、松永くんには「信頼できる人物」という印象を抱いていました。ですので、ある程度イメージを伝えたら、あとはほぼお任せ状態。その結果、期待を超える仕事をしてくれました。

松永ありがたいお言葉です。こだわったポイントでいうと、まずは工場の外観ですね。3色のアルミパネルをバランス良く貼り合わせて表情豊かな建物に仕上げました。また、色合いにもこだわり、アルミを用いることで柔らかな印象を醸せるようにしています。

樫本様従来の工場とは一線を画す外観に仕上がり、とても満足しています。清潔感があって爽やかな印象の建物なので、職場全体の雰囲気も明るくなった気がします。また、社名ロゴのある三角形の壁も特徴ですね。少し離れた道路からもよく見える視認性が気に入っています。作業領域を広く確保できるよう、三角形の斜めの辺を手前にしている（▽）ところもいい。よく考えられていて、さすがだなと感心しました。あと、建物内でいうと、やはり応接室がお気に入りです。新工場の2階にあるのですが、ゆったりと落ち着ける空間で、お客様が来られた際などに重宝しています。

松永ありがとうございます。応接室については、「スタイリッシュだけど華美になり過ぎないように」という会長のオーダーに応えることを目指しました。オフィス空間も同様に、「やり過ぎる」のではなく「さりげなく」手を加え、従業員の方々がのびのびと心地よく働ける環境づくりを心掛けました。

樫本様オフィス空間のリフォームで言うと、無垢の木で縦格子ルーバーをつくったところがいいですね。開放感がありながら、程よくプライバシー性を保てて機能的です。木の質感があることで、オフィスの風景にもあたたかみが加わったように感じます。従業員からもなかなか好評ですよ。

松永そう言っていただけることが何よりです。尊敬する会長のお役に立ててとても光栄です。

#03 これからの展望について

ー これから挑戦したいと考えていることはありますか？

樫本様超高齢化社会となり、労働力確保が課題となるこれからの時代に向け、弊社ではコンピュータやロボットの活用に重点を置いています。いわゆる「インダストリ-4.0」と呼ばれる考え方ですね。AI（人工知能）やIoT（モノのインターネット）といったIT技術を積極的に取り入れる製造業改革のことです。これに伴い、工場のあり方もどんどん変えていくべきだと考えています。その流れの中で、松永くんにまたお仕事をお願いする時期がやってくると思います。その折りは、ぜひよろしくお願いします。

松永こちらこそ、よろしくお願いいたします。常に新しい考え方へのアンテナを張り巡らせ、既成概念にとらわれず、新しい手法・アイデアを採り入れていく。そんな会長の姿勢を尊敬しています。

樫本様ありがとう。具体的には、近い将来、工場を拡張することになると思います。そして、ゆくゆくは、いまある工場と一体化して「立体自動倉庫」を構成したい。設計部門におけるパートナーとして、この目標に向かってともに突き進んでいただければ心強いです。

松永もちろん、お手伝いさせていただきます。会長、これからもよろしくお願いいたします。