INTERVIEW.06

○RAFT

松永 康宏

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株式会社ケイ・アイ・エス
代表取締役会長

阪本 権一郎

Kenichiro sakamoto

INTERVIEW.06

阪本 権一郎

株式会社ケイ・アイ・エス
代表取締役会長

設計と施工が強固な信頼関係で結ばれ、
意思疎通をしっかり確保すること。
それが、いい仕事につながると思う。

ケイ・アイ・エス様は、個人住宅、共同住宅、医療施設など幅広く建設工事を行う総合建設グループ。特に個人住宅を得意とし、その施工品質は業界内で高い評価を得ています。ラフト代表の松永は、かつてケイ・アイ・エスの一員として設計に携わっており、切っても切れない縁でつながっています。近年は、学生向け賃貸マンション「ソブリオ」シリーズなどの設計を手掛けさせていただいています。

#01 ケイ・アイ・エス様とラフトの関係

ー ケイ・アイ・エス役員時代から「師弟関係」の2人。
最近のラフト及び松永の仕事ぶりについてどう思われますか?

松永阪本会長、おひさしぶりです。いやしかし、こんなふうにかしこまって話すのって、ちょっと照れてしまいますね。元々はぼくもケイ・アイ・エスさんの一員でしたし、今でもしょっちゅうお世話になってますから。

阪本様そうやなあ。ちょっと変な感じやね。うちから独立してラフトを立ち上げてどれくらいになる?

松永今年で7年目になります。会長のもとで学ばせていただいたことを大切にして、社員を増やしてがんばっています。

阪本様いやあ、ひと言でいえば、「やはり大した男だな」と感心するよ。エラそうなことを言って申し訳ないけど、私が見込んだだけのことはある。松永くんと同じようなことをしている経営者はたくさんいるけど、ここまでの品質と評価を得ている人はいないんじゃないかな。他の経営者とは「視点が違う」んだろうね。

松永いやいや、褒めすぎですよ。でも、そうおっしゃっていただけるのは光栄です。私にとって会長の存在というのはとても大きく、今も影響を受け続けていますので。会長なくしてラフトなし、だと思っています。

#02 独立と協業の先に

ー 松永が独立することについて当時はどのように感じていたのですか?

阪本様これは当初から言っていたことなんですが、松永くんにはいずれ独立してもらうつもりでした。うちは建築・施工のプロ、松永くんは設計のプロ。違う業種で競争相手ではないので、袂を分かっても共存共栄できると思っていたので。

松永その考え方がすごいなと思いました。設計士を自社に囲い込もうとする会社も少なくないので。まさに、会長のそういう考え方に影響を受けています。

阪本様確かに、社内には「松永を外に出すのはもったいない」という声もあった。でも実際、想像していた通りになっているよね。お互いに輪をどんどん広げ、その輪を重ね合わせることで、関係性がさらに強まっていっているように思う。設計会社と施工会社の間に強固な信頼関係があり、意思疎通がしっかりと確保できていると、クオリティを高めながらコストを抑えることができるんよね。つまり、いい仕事ができるようになるということ。

松永ほんとうにそう思います。だからこそ、「縁を大切にする」という会長の教えを今もしっかり守り続けています。強固な信頼関係の構築をなにより重視する、というのはラフトの根幹を成すビジネスモデルですから。あと、会長からは「単一な用途の設計だけでなく、様々な用途の設計をした方がいい」とも教わりました。

阪本様うん、それは重要なことやね。一つの分野に特化してしまうと、その用途の建物のニーズがなくなったときに仕事もなくなってしまう。そうやって廃業していった会社をこれまでたくさん見てきたから。

松永その考えのもと、住宅だけでなく医療・介護施設や商業施設、集合住宅など、さまざまな分野で仕事をさせてもらっています。

#03 これからの展望について

ー 今後、2社で協力して取り組みたいと考えている展望はありますか?

松永私は、クリニック系の仕事をぜひ一緒にさせていただきたいと考えています。医療系の建築は施工品質がとても重要なんです。だからこそ、抜群の技術力を有するケイ・アイ・エスさんはものすごく頼りになります。

阪本様ありがとう。しかし、品質のことを言うなら、ラフトもすごいと思うよ。今こうやって話している学生向け賃貸マンション(ソブリオ)だって、細部まで配慮がきっちり行き届いている。たとえば、木造でも防音1級相当にするとかね。見映えの良さだけでなく、そういう見えないところまでこだわった仕事ができる設計会社って他にあまりないと思う。ちなみに、このマンションは地域No.1の人気物件らしいよ。

松永ありがとうございます。でも、そういう細かいところにまで配慮した設計というのは、それを具現化できる技術をもった施工会社がいなければ、ただの絵に描いた餅になってしまうんですよね。そういう意味でも、ケイ・アイ・エスさんとの信頼関係があるというのは、私たちにとって大きな武器であり財産でもあります。

阪本様それはこちらも同じこと。これからもずっといい関係で、いい仕事をし続けていこう!

松永ぜひよろしくお願いします!

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